WHO IS BANKSY?

バンクシーのストリート・アートと
プリント作品

バンクシーは1990年代にブリストルでストリート・アーティストとしての活動を開始し、あちこちの壁に絵を描くようになった。グラフィティが持つゲリラ的な側面に最初から惹かれていたとバンクシーは語る。「実際、[グラフィティは]アートとしては誠実だ。エリート意識もなければ、誇大広告もなく[...]高い入場料にうんざりさせられることもない」。 しかし、大かかりなプロジェクトに挑み、活動の場をブリストルの外にも広げるためには何らかの収入源がいることをバンクシーはすぐに悟った。
この問題は、次の出来事によって解決された。作品を一からフリーハンドで描く代わりに、ステンシル(型紙)を使うようになったことだ。ある晩、イギリス鉄道警察の目を盗んでグラフィティを描いていたバンクシーは、警官に見つからないよう身を潜めていた場所で、このアイデアを思いついた。「燃料タンクの底に、ステンシルで描かれた板があった。それを見て、ひらめいたんだ。このスタイルをまねればいいんだって」。
2000年代初頭のとある12月、バンクシーはロンドン市内に、アンダーグラウンドなアーティストのためのポップアップショップ「Santa's Ghetto(サンタズ・ゲットー)」を開店した。「クリスマスの精神が失われつつあると感じていた。脱商業化が進み、宗教色が強くなっていた。だから自分たちで店を開き、誰も必要としていない、くだらないものを売ろうと決めたんだ」。
バンクシーのプリント作品は当初6,600円で売られていたが、それから2年も経たないうちにロンドンで初の展覧会「Turf War(ターフ・ウォー)」が開催されると、バンクシーのプリント作品の価格は高騰し、世界進出に必要な資金をバンクシーにもたらした。

2000〜2005

2006〜2010

2011以降

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